iPS細胞という言葉を、もうほとんどの人が耳にしたのではないのでしょうか?
iPS細胞とは、2012年に京都大学の山中伸弥教授が開発した万能細胞です。
万能細胞、つまりどんな組織にも変身できてしまうってことですね!
そのiPS細胞を使って、なんと67歳の日本人男性の肌細胞を
36歳時点の肌とほぼ同じ状態に若返らせることに成功したらしいのです。
この研究を行ったのが、京都大学のiPS細胞研究所です。
この研究結果を用い、今後は老化のメカニズムの解明に役立てるのだとか。
ただ、私たち一般人からすると、「若返る」という言葉に一番関心がいきますよね!
つまり、iPS細胞を使って若返ることができるのか!?ということ。
今回の研究では、若い肌を作りだしたというより、若い肌の細胞を作り出したということがポイントです。
つまり、若い肌組織ではないのですね~
もちろん、「若い細胞を作った」→「若い肌の組織」はできると思うんですよ。
iPS細胞は、そもそも臓器などを作り出せるということで期待されています。
現に、肝臓などの臓器の作成に成功しています。
ですから、皮膚組織を作ることもそれ自体は難しくないんですよね。
ただ問題は、「皮膚細胞は日々生まれ変わっている」ということ。
皮膚の寿命はおよそ4週間といわれています。
約2週間で表面上に押しあがり、その後また2週間かけて表面から剥がれ落ちます。
つまり、若い肌組織を移植しても、2週間後には元通り。。なのですw
肌を完全に若返らせるには、その作る元の基底細胞が若くないといけません。
そこを一緒に移植すれば、もしかしたら実現可能かもしれませんね!
ただ、毛細血管とのつながりを持つ組織なので、手術を想像すると・・^^;
ということで、簡単ではないけれど実現性は0ではないと思います。
若い細胞が作れるということで、若い肝臓なんてこともできそうですよね!
数十年後には人間の寿命が100歳くらいに・・なんてことも!?
色々、想像もできないくらいの可能性を秘めたiPS細胞!
これからも注目していきたいですね!
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2014-10-16 12:49
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